お金がないのに高い車を買う人について
見栄とプライドをはき違えている人がいる。
見栄を張るとは、自分の身の丈以上のことをしていること。実力以上に見せていること。プライドは実力に裏打ちされていること。
『俺様は偉い』という見栄をプライドと誤解して、いい車に乗っている。
お金持ちがいい車に乗っていても当然のこととして受け止める。普通の人が外車に乗っていたら、見栄を張っているなと思ってしまう。そこには嫉妬が見え隠れする。
いい車に乗っていると「すごいね」と言われる。その時はうれしくなる。「見栄張っちゃって」と言われれば怒りがわく。
見ている方にはわかってしまう、あなたの実力。
実力がない人ほど、周りからすごいと思われたい。初めは誰も実力がないから、みんな努力する。それが動機づけになる。
でも、結果が伴わない人もたくさんいる。
人それぞれでも、自分がやってきた努力はなくならない。それがプライドなのだ。
お金はどうするのかな。借金返せるのかな。ほんのちょっとのいい気分のためにリスクを負いすぎていないかな。
維持費も高くつくよね。想定外の費用まで考えていたのかな。壊れたらどうするのかな。
物で幸せを買うと、物に縛られてしまう。高いものを買えばお金が無くなり、高いものは壊れれば大きなゴミになりがちだ。
他人基準の満足が見栄、自分基準の満足がプライド。
プライドの高い人で困るのは、えらそーなタイプだ。
プライドが高い人はプライドがあるから頑張れるが、プライドが邪魔をして失うものも多い。
えらそーに思われないように謙遜ばかりしてしまう人も失うものが大きい。
プライドだけ維持したまま、実力が失われてしまっている人も多い。